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姫始めという言葉はある一定以上の年齢の男性なら、だいたい知っている言葉ですが、反対に女性は風俗産業でもない限り知らないかもしれません。主にスポーツ紙のアダルト欄ではこの時期良く見かける言葉です。

姫始めとはそのまま、新年最初のセックスもしくはエッチな行為を指します。ただ、これは一般的に流布している解釈で、厳密には由緒ある行事だそうです。かつての暦には1月2日に暦注として記載されており、大安やその日の禁忌を表すものの一つとして織り込まれていたそうです。現代的な解釈としての文字として適当なのは「秘め始め」となり、初めての秘め事から文字が転じて姫始めとなった説があります。

人間の三大欲求は「食欲」「睡眠欲」「性欲」ですが、新年に限らず時節の記念日などには必ずこの欲求が含まれます。新年でいえば、食欲についてはおせち料理など特定の料理を食する事で様々な願掛けを行います。例えば昆布巻きは「よろこぶ」の昆布を包んでいるため、数の子は子供がたくさんという意味などです。睡眠欲については初夢に代表されます。「一富士、二鷹、三茄子」で有名ですね。そして性欲については姫始めという訳です。

どれも願掛けや縁起に由来するもので、良い年を過ごせるようにと祈った習慣が語り継がれて今に至ります。姫始めも同様に重要なものとしてこっそり伝えられてきたのです。

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