2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

出会いは想像のテクニック2

←前回からの続き

この働きを利用する事は、受けとる相手もまた都合良く情報を処理する事があります。心理学でいうところの印象形成という現象です。例えば英語を話せると聞いて、勉強が優秀な人と捉えたり、高学歴あるいは高い知性を持っていると想像する働きがあります。これをハロー効果と呼びます。もしあなたがたまたま英語を話せるとしたら、その他の事実はなるべく伝えずに英語を話せる事のみ伝える事で、相手はたいていあなたの事を必要以上に優秀と想像します。

ハロー効果にはネガティブな効果もあります。偏差値の低い高校で努力して優秀な成績を収めていたとしても、偏差値の低い高校の方が印象としては強いために、必要以上に低い評価を受けやすいといった事です。そのため、会ったことのない相手に対しては、ポジティブな事実を告げていった方が良い効果を生みやすいことは、容易に想像出来ると思います。その代わり、実際会った時や、あるいは長期的な関係においてはマイナスに働く事もあるので注意が必要です。

また、人は性格などを無意識にタイプ分けしています。何かを理解したい時には単純化し分類する事が最も効率的なためです。経験によってタイプ分けは複雑になりますが、経験の少ない人ほどタイプ分けが単純になりやすいため、誤った性格認識を行いやすくなります。

また寛大効果というものがあり、これは自らにとって他者の好ましい情報は強調され、自らにとって他者の望ましくない情報は寛大に評価されやすい傾向がある事を表した言葉です。その結果として、おおむね他者に対しては好意的な評価が作られやすいという事です。

他者を知ろうとする時には、最初から全体的な情報が入る事はなく、部分的・断片的な情報から知識を得ていくのが普通です。その時に断片的な情報からでも相手の全容を推測するために、上記のような効果が必要となります。誤りを起こしやすい現象である反面、「だいたい合っている」事がとても重要な事です。

会ったことのない相手に対して、必要以上に良く魅せる必要はあまりありませんが、悪く魅せる必要はもっとありませんので、なるべく好意的に思われるように伝え方が重要となりますね。
関連記事

テーマ : 出会い
ジャンル : アダルト

コメントの投稿

非公開コメント

検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR