出会い探しのSOS

大変な被害をもたらした東日本大震災ですが、一方では「震災特需」と呼ばれるように一時的な特需が発生しました。停電の恐れがある事からカセットコンロが売れ、子供を外に出したくないという理由で家庭教師の需要が増えたりと、意外な理由から特需が発生しているようです。

そんななか、結婚相談所への相談や、婚約を済ませるカップルが震災以降増えているそうです。広範囲に及んだ東日本大震災ですが、首都圏にいても危険を感じた人は多かったと思われます。そんな時に、大事な人と一緒にいたい、あるいは人生を終える前に大事な人と一緒にいたい、独身でいる事に不安を感じる、と様々な理由から人生のパートナーを求めに結婚相談所や、あるいは出会い系サイトに訪れた男女が多かったと想像します。

死を意識する事で、一人でいる事の淋しさを実感した、というのが正直なところではないでしょうか。普段はそれなりに一人でいる事への意識から離れて日常生活を送れますが、震災を目の前にしたら、死が遠いものではなくいつ訪れてもおかしくないものとして、強く認識するのは想像に難くありません。

まだ先でいいやと思っていたことが、前倒しで最優先事項になった形ですが、反対にいえばすぐに結婚相手を見つけるような性急さはかえって裏目になるかもしれませんね。

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